モルモットの毛包上皮腫
5歳5カ月のオスのモルモットの背中に1年以上前から出来物ができているとのことで来院しました。背中の左側に大きな出来物があり、本人が噛んでしまい破れて出血していました。
モルモットさんは飼うには扱いやすいですが、入院や手術などのストレスで調子を大きく崩しやすい動物な上にこのモルモットさんは結構な高齢ですし、モルモットの背中のこういった出来物は案外良性のものが多いのです。ただ、気にして噛んでしまい破れている場合は、いずれ感染症で調子を崩す可能性があります。
そこで飼い主さんと相談の上で手術を行うことになりました。以前ご紹介したように当院ではモルモットさんは注射とガスの麻酔を組み合わせて全身麻酔をかけ、骨に針を刺してそこから点滴をして血圧の維持を行います。このモルモットさんはさすがに麻酔の覚めは良くなかったですが、なんとか手術に耐えてくれて1週間後には元気な姿を見せてくれました。出来物の病理検査結果は毛包上皮腫という良性腫瘍でしたので再発の心配もまずありません。
