カメの卵塞

春から夏にかけて日本のカメは産卵期を迎えます。そんな時期に増える病気が卵塞まりです。左の写真は卵が停滞してしまったクサガメさんのX線写真です。卵が見えたらすぐに異常という訳ではなく、一定期間卵が産まれず食欲が低下している場合などに治療が必要となります。このカメさんは屋外の池での飼育でしたが、まずは卵の産める環境整備をお願いし、産卵場所を作って頂いたのですが産まれませんでした。そこで陣痛促進剤の投与を行ったところ水中で産卵し、食欲も戻りました。内科療法に反応がない場合は手術が必要になることもあります。飼育下のカメはどうしても栄養状態や日照期間、温度などが自然の状態と異なって行くため、こうした問題が出てくると考えられています。