美味しい牧草
ウサギやモルモットなどの草食の動物を健康に長生きさせる為には良質の牧草を食べさせることが非常に重要です。牧草は大きく分けるとイネ科のチモシーとマメ科のアルファルファが有名ですが、アルファルファは成長期にはいいのかもしれませんが、成熟したウサギには有害ですのでチモシーを選択しましょう。
それではチモシーの中ではどういったものを選ぶべきか。大きなペットショップに行くと何種類かの牧草があり、「一番刈り」とか「三番刈り」とか書いてあります。これが何を意味しているかご存知でしょうか。
牧草が草地から最初に生えてきたのを切って収穫したのが「一番刈り」、その跡からまた生えてきたものを切って収穫したのを「二番刈り」と呼んでいきます。後から収穫したもの程、柔らかくなって栄養価も増してきますし、ウサギも喜んで食べます。けれども、ウサギに与えるべきは実は一番刈りです。栄養価が低く、固く繊維質が多い牧草こそ、ウサギが本来野生で食べるものに一番近いのです。例えば三番刈りの牧草を与えるとウンチが小さくなっていきます。これは繊維質の不足を示しており、消化管の機能を弱めますし、伸び続ける奥歯の正常な摩耗を妨げます。同じ品質の牧草の一番刈りと三番刈りを与えると当然三番刈りを好むウサギがほとんどですから、「高品質の一番刈り」を与えないとなかなか沢山食べてくれません。
当院ではイースター社のチモシー(写真中央)をお勧めしており、病院に常時用意しているようにしています。昨今はインターネットでウサギ専門店からチモシー以外の各種牧草を買う事もできますが、安定した供給を考えると、入手しやすいものの中で高品質なものを与えるのが無難と考えます。僕は大学時代に馬に携わっていましたが、このチモシーは牧場でサラブレットに与えている牧草と同じ匂いがします。品質がいい牧草を与えると、ウンチが大きくなります。
また、当院ではどうしても牧草を食べないウサギやモルモットのために特別にハーブなどを配合して嗜好性を高めたOXBOW社の牧草(写真左)も用意していますので、ご相談下さい。