ウサギの血尿にご注意

 学会運営のため休診としていましたが、昨夜無事に戻りました。さて、今回はウサギの血尿についてです。
 ウサギは完全な草食動物で色素が出るため若干赤い尿をするのは正常な事です。けれども、その尿が明らかに血のように見えて、しかもそのウサギさんが女の子だったら要注意です。
 
 ウサギは子宮出血が非常に多く、1歳齢の若いウサギでの発症もみられ、子宮内膜炎や子宮動脈瘤、子宮腺癌など様々な病態が存在します。出血は間欠的に起こり、急激に貧血が進行しますので、当院では子宮からの出血が疑われるケースでは出来るだけ早いタイミングでの卵巣子宮摘出の手術をお勧めしています。
 ウサギはドナーウサギの確保が困難ですので現実的には輸血が難しい為、貧血が進行する前に手術を行うことが重要です。貧血が進行していなければ、かなり高い確率で救命することが出来ます。