中高齢の動物の避妊去勢手術について

動物病院で最も多い手術は何かと言えば、やはり避妊手術あるいは去勢手術です。当院でもこれらの手術は日常的に多く行われています。
 その必要性についてはここで改めて説明はしませんが、獣医学的は議論の余地はあまりない事で、若い適切な時期に手術するか、あるいは動物が高齢になってから必要に迫られ手術するかになる事がほとんです。もちろん、避妊去勢手術をしなくても運良く問題を起こさずに寿命を全うできる動物もいます。
 避妊手術や去勢手術はなるべく沢山の動物に受けて欲しいので、動物病院としても費用を抑えるようにしています。そうは言っても全身麻酔をかける以上、血液検査や胸のレントゲン検査などは必須にしていますし、検査や処置の内容を削って価格を抑える事はしたくないので、通常の入院や手術料金に対して当院から避妊去勢補助を出して相殺するという価格設定をしています。
 当院では中年齢以降の動物でも機会があれば積極的に避妊去勢手術を行っており、これまでは若い健康な動物と同様の価格設定をしてきたのですが、中年齢以降の動物では若い動物よりも検査・麻酔・入院管理のすべてにおいて慎重な対応や追加の処置が求められ、同じ扱いの中で実施する事が難しくなってきました。また、中高齢の動物では無症状でも卵巣子宮や精巣に異常が生じている事が多く、予防的な手術と言い切れない事例も多くあります。そこで、今年の11月より、6歳以上の動物の避妊去勢手術に関しては一般手術と同様にさせて頂く事になりました。詳しくはお問合せ下さい。