ペットフード②猫の病気との関連
ペットフードについて、特に今回は猫のフードと病気の関係について少し説明します。あまり強制的に「いいフード」を押し付けるのもどうかと思いますが、食べ物が原因でなる病気というのがあるのは事実なのです。
猫はもともとは乾燥地帯出身の動物であまり水を飲まず、非常に濃いおしっこをする性質があります。尿の中には体が不要になった様々な物質が排泄されますが、結石の原因物質が尿中で高い濃度になると結石の危険性が高まります。特に雄猫は尿道が狭く、尿路結石が出来ると非常にやっかいで、時に命を落とす場合もあります。日本国内ではストラバイトという結石が依然として多いようですが、これは明らかに食餌の成分に由来するものです。良質な猫のフードは尿路結石が出来にくい成分になっています。また、体質的に特に尿路結石が出来やすい猫は動物病院専用の尿路結石を予防用や溶解用フードを継続的に食べてもらう必要があります。
今はあまり見かけませんが、漁師さんが飼っている猫でアジやサバなどの魚ばかりをあげていると、全身の脂肪に炎症が起きて激しい痛みが出る「黄色脂肪症」という病気になることがあります。猫は魚を食べるものだというのは間違った考えです。勤務医時代には外国産の特殊な缶詰を食べていたという猫でこの病気をみたことがあります。