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病気の早期発見のために健康診断を受けることをお勧めします。

健康診断プランについて

 大切な家族と出来るだけ長く一緒に暮らせる様に、定期的な健康診断を受けさせることをお勧めします。特に腫瘍や腎臓病、心臓病などは早期に発見して治療をしていく事が大切です。
 当院では下の表にあるような3種類の健康診断のプランをご用意しています。血液検査と尿検査、身体検査による簡易な検査から、画像診断や眼の検査を含めた詳細なプランまでがあります。画像診断を含めた健康診断BとCのプランでは予約が必要となり、当日の朝の食餌を抜いて来院して頂き、午前中にお預かりさせて頂いて、夕方の診療時にお迎えに来て頂く形になります。

項目 健康診断A(予約不要) 健康診断B(要予約) 健康診断C(要予約)
身体検査(2)
血液検査一般(3)
血液検査詳細(4)
尿検査
血圧検査
眼底検査    
眼圧検査
 
胸部X線検査
腹部X線検査    
腹部超音波検査  
心臓超音波検査    

(1)健康診断Aでは絶食や予約は必要ありません。
(2)身体検査には聴診や口腔内や耳や眼の視診、腹部の触診などが含まれます。
(3)血液検査一般はCBC(WBC,RBC,PCV,Hb,Plat)に加えて必要最低限な生化学6項目が含まれます。
(4)血液検査詳細には電解質やCa,CPK,NH3(犬では犬CRP)などが含まれます。

健康診断の実際(画像診断を含んだ検査は要予約です)

腹部超音波検査

デジタルX線検査

動物専用機器による血圧測定

 お預かりした後、採血、X線検査、超音波検査という順序で実施していきます。採血の痛みは一瞬ですし、X線検査や超音波検査もポーズをとってもらうだけですので、痛みやストレスのかかるものではありません。
 腹部超音波検査は非常に情報量の多い検査ですが、胃腸の中に餌が入っていたり、お腹に毛が生えていると検査の精度が落ちてしまいます。そのため、朝ご飯を抜いて来院して頂き、お腹の毛を剃らせて頂く必要があります。
 これらの検査にかかる動物の負担は大きなものではありませんが、怖がりの動物では強いストレスを受けることもあります。また、恐怖で攻撃的になる動物では充分な時間をかけて検査することが難しい場合もあります。

健康診断の時期や頻度は?

 犬や猫は体格や品種にりますがおよそ1歳齢で大人になり、その後1年に4歳くらいの割合で年をとっていくと言われています。人よりも生きていくサイクルが短い訳ですから、理想的な健康診断の頻度は実は3カ月に一度くらいではないかと思います。実際にはその頻度での健康診断は難しいため、せめて年に1~2回の健康診断を受けて頂くのが現実的なところかと思います。
 また、若い時期は去勢・避妊手術の術前検査などで先天的な病気の可能性が否定されていれば、簡易な検査(Aプラン)でも充分かもしれません。6歳くらいから中年齢〜老齢期になってきますので、この時期を過ぎた動物はX線検査や超音波検査などの画像診断を含めた詳しい健康診断(BプランあるいはCプラン)をすることをお勧めしています。

健康診断の費用は?

 健康診断の費用はそれに含まれる検査内容によって異なりますのでお問合せ下さい。また、動物の性格によっては眼の検査が出来ないなどの事態もあり得ますので、実際に実施可能であった検査費用のみ請求させていただきます。プランBおよびプランCではお預かり費用も発生しますが、通常の診察で個々の検査を行うよりも割安に設定しています。

初診でも予約できますか?

 過去の病歴や性格などが分からない状態での予約は出来れば避けたいところです。一度診察を受けて頂いて精密検査でお預かりしても動物が過度のストレスを受けないかなど判断してからが望ましいと考えます。